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【8つの進化】DJI Osmo Pocket 3の3ヶ月使用レビュー【Pocket2との比較や口コミ】

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我が家のイベントやお出かけのお供として愛用しているDJI Pocket2に、ついに後継機が大進化を遂げて登場しました。名称もDJI Pocket2の時に消えた「Osmo」が戻ってきてDJI Osmo Pocket3となりました。

今回、Pocketシリーズを使い始めて、今ではすっかり愛用し続けて3年経つユーザーだからこそ分かるDJI Osmo Pocket 3の進化の大きさや3ヶ月使ってみて気づいた点など細かくご紹介します。

ココロー

いつも愛用してる小さくてかわいいPocketくんが進化したんですか?

ノタリ

そうなんだよ〜!ユーザーにとって嬉しい改善点がしっかり考えて作られてるから、その進化ポイントを紹介するね!

ココロー

小さいながらにたくさん進化するPocketくん・・さすがだなぁ。
ぼくもいつの日か・・進化したい。

目次

DJI Osmo Pocket 3 の8つの進化 / Pocket 2 との比較

液晶モニターの進化

DJI Osmo Pocket 3最大の進化ポイントは、この液晶モニターの進化と言えます。

液晶画面の大型化

スリムでコンパクトな歴代Pocketシリーズの今までの一番のネックとなっていたコンパクトゆえの液晶画面の小ささがありました。

Osmo Pocket3では、スティックタイプのスリムな本体はそのままに、液晶モニターを縦型に収める事で、それを回転して2インチディスプレイとして使用できるようにしたデザインアイデアに脱帽しました!

DJI Osmo Pocket 3 (左) と DJI Pocket 2 (右)
液晶モニターの仕様DJI Osmo Pocket 3DJI Pocket 2
サイズ2.0インチ1.08インチ
解像度314×556220×240
輝度700ニト500ニト

液晶モニターの画面サイズだけでなく、解像度や輝度も上がったため明るく見やすい、そしてタッチ画面としても大幅に操作しやすく進化しました。

液晶モニター回転による電源のON/OFF

液晶モニターの回転が電源のON/OFFも兼ねる事で、無駄な電源ボタンが削除され、よりシンプルな操作体験になりました。

片手でスティックを握りながら簡単に液晶モニターを指先で回転させられるため、そのまま素早く起動させる事ができます。

DJI Osmo Pocket 3 の液晶モニター回転による電源ON/OFF
(※スマホカメラで撮影しているため液晶画面が青いですが、実際は自然な色調になります)

また、電源のON/OFFには録画ボタンを押す事でも操作可能です。

DJI Osmo Pocket 3 の液晶モニターを回転せず、録画開始ボタンによる電源ON
(※スマホカメラで撮影しているため液晶画面が青いですが、実際は自然な色調になります)
2つの起動方法
液晶モニターの回転で起動録画開始ボタンの押下で起動
基本が横サイズ撮影の方向き。
起動速度は、ボタン起動より少し遅い。
基本が縦サイズ撮影の方向き。
起動速度は、回転起動より少し早い。

使い終わった時も、起動と同じく液晶モニターを回転で戻すか、録画ボタンの操作で終了する事ができます。

2つの終了方法
液晶モニターの回転で自動終了(デフォルト設定)録画開始ボタンの長押しで終了
終了速度は、ボタン起動より少し遅い。終了速度は、回転起動より少し早い。

デフォルト設定で液晶モニターの回転後に2秒経てば自動で終了しますが、2秒が煩わしければ即終了させる事もできます。この辺りの細かい設定が用意されているのも、その時の状況で使い分けられるので凄く助かります。

液晶モニター回転時の終了設定
回転したらすぐ終了回転して2秒たったら終了回転しても終了しない
毎回こまめにしっかり終了したい人向け撮影を続けるか、毎回その場で判断したい人向け縦撮影など断続的に撮影したい人向け

また電源OFFの際は、横サイズ撮影で終えたか縦サイズ撮影で終えたかを記憶してくれてるので、次回起動時に同じ状態で起動してくれます。毎回起動時に変更しなくて済むよう配慮されているのも、地味に親切設計で嬉しいところです。

縦サイズの動画や写真が撮影可

最近は、スマホでX(Twitter)instagramTicTokなどのSNSで動画や写真を共有する方も多いと思いますが、Osmo Pocket3では新たに縦サイズや正方形の動画や写真も撮影できるため、そうしたSNSで活用したい方のニーズにも応えられる1台となりました。

DJI Osmo Pocket 3 (左) と DJI Pocket 2 (右)
撮影対応サイズ比率
横サイズ 16:9縦サイズ 9:16正方形 1:1
縦サイズでの写真撮影サンプル
縦サイズ 9:16での撮影サンプルになります

操作性の進化

撮りたい時にすぐ起動できる

操作性という面でも、やはり液晶モニターの回転による電源ON/OFFはかなりの長所となってます。

実際に操作してみると体感できますが、ボタンを指で押しての起動と違って液晶モニターを親指で弾くような動きで回転させるのが、快適な操作感で少しクセになりそうな気持ち良ささえあります。

そういう意味でも、ついつい起動させたくなっちゃうぐらい操作性が良いです。

DJI Osmo Pocket 3 の液晶モニター回転による電源ON/OFF
(※スマホカメラで撮影しているため液晶画面が青いですが、実際は自然な色調になります)

ボタンまわりがシンプルで分かりやすい

前モデルではアタッチメント扱いだったジョイスティックであったり、アイコンも表記もなかったボタンが多かったため、どれが何のボタンか分からなくなる時がありました。

DJI Osmo Pocket3では、ジョイスティックが初めから固定での搭載となり、操作ボタンの数も減り、電源ボタンも無くなったため、かなりシンプルなボタン構成になり迷わず直感的に操作できるようになりました。

DJI Osmo Pocket 3 (左) と DJI Pocket 2 (右)

画面の大型化でタッチ操作もラクラク

DJI Osmo Pocket3は、タッチ画面サイズがかなり大きくなったため、画面上の設定などの指先での操作が大幅に改善されました。

DJI Osmo Pocket 3 (左) と DJI Pocket 2 (右)

このように画面が広くなった分、一度に表示されるボタン数も増え、ボタン同士の間にスペースも設けられて押し間違いが起きにくくなりました。

カメラセンサーの進化

引用:DJI公式サイト

撮影した映像がより高画質に

1/1.7インチCMOSから1インチCMOSへセンサーサイズが大きくなった事で、より明るく色鮮やかに高画質な映像を撮影できるようになりました。

センサーサイズの向上により夜景や暗所で活躍

センサーサイズが大きくなった事で、より光を取り込みやすくなり夜景や暗所で明るく撮影できるようになりました。

バッテリーの進化

引用:DJI公式サイト

動作時間の増加

バッテリー容量が、DJI Pocket2の875 mAhから1300 mAhにアップし、満充電での動作時間も公式情報で144分から166分と20分以上アップしてます。

個人的に使っている感覚だと、ちょっとした場面では5分ぐらいの動画を撮影する事が多く、たまに長回ししたい時でも10分〜20分ぐらいになる事が多いです。

  • 5分の短い撮影の場合、30本近く撮れる計算になります
  • 10分の長回しの撮影の場合、15本近く撮れる計算になります
  • 20分以上のvlog的な撮影の場合、数本撮れる計算になります

それでも、レジャーやテーマパークなど撮影機会が多い場面で、1日中フルで使用しようとするとバッテリーが足りなくなる事があるため、モバイルバッテリーを併せて持ち歩く事をお勧めします。

65Wの急速充電に対応

満充電までの時間が、DJI Pocket2で73分かかっていたのが、公式情報で80%充電で16分、100%充電で32分まで短縮されたので、撮影の合間にモバイルバッテリーや車のシガーソケットでの充電も素早く行えます。充電にはUSB-Cケーブルのケーブルが必要になります。

この約30分で満充電というのが、自分で体感するととにかく充電の速度が速く感じます!出かける前などに、充電を忘れていたりしてもサクッと充電が済むのは凄く嬉しいですよね。

充電中に大切な場面を取り逃がさないためには、できるだけ充電時間を節約できる急速充電対応のモバイルバッテリーとケーブルの組み合わせがお勧めです。

急速充電に対応している世界最薄で持ち運び簡単なモバイルバッテリーと、絡みづらいシリコン製の充電ケーブルを別の記事で紹介してますので、併せてお読みください。

撮影モードの進化

HLG-HDRモードに対応

HDRモードとは、標準モードに比べて明るすぎる白飛びや暗すぎる黒潰れを軽減しながらダイナミックな映像を描画してくれるモードとなります。

下の引用動画を見ても分かるように、逆光によって黒潰れしてしまいそうな建物や、日の光で白飛びしそうな空のグラデーションなど、精細に表現されているのが分かるかと思います。

こういった繊細なコントラストを活かしたエモーショナルな映像を撮影できるようになったのも凄く嬉しい進化ですよね。

D-Log Mモードに対応

D-Log Mモードとは、撮影後に編集で自分好みの色補正がしやすいように偏りのない色味で描画してくれるモードになります。

なので、自分で本格的な編集などしないユーザーにとってはあまり必要ないモードとなりますが、これを機に映像編集にもチャレンジしてみたい方や仕事の素材として編集の可能性がある方には、嬉しいモード追加となります。

また、発売時にはD-Log Mモードが追加された事によってYoutuberや映像関係の方など仕事に使用する人たちの間で「ついに最適な1台になった!」と話題になりました。

編集次第で、色々な印象の動画を生み出す事ができるので、今回作例としてYoutubeから何点か引用しておきますね。

こちらの引用動画は、コントラストを下げて美術館の全体の色味と相性の良い白みがかった編集で、より優雅な印象に仕上げられた映像です。

こちらはタイムズスクエアの夜景を編集した引用動画です。夜景と相性の良いブルー系の編集で、ビビットなLEDビジョンの映えるエモーショナルな映像に仕上がってます。

こちらは、ノスタルジックな暖色系の編集で、パリの地下鉄がセンチメンタルな雰囲気に仕上がってます。DJI Osmo Pocket3の小さな機体でも、編集次第でこんなに様々な映像を生み出せるなんて凄いですよね。

Low Light(低照度)モードの追加

センサーサイズの向上だけでなく、撮影モードとしてLow Light(低照度)モードが用意されたことによって、通常の撮影モードよりISO感度の上限を上げて撮影する事で、さらに夜景や暗い環境に特化した映像を撮影できるようになりました。

各モードごとのISO感度
写真モード動画モード低照度動画モードスローモーション
50〜640050〜640050〜1600050〜6400
引用:Low Light(低照度)モードと通常の動画モードの比較動画

上記の引用比較動画をみるとわかりますが、Low Light(低照度)モードで撮影すると、暗闇にも関わらず花びらの輪郭などがくっきりと詳細度を保ったまま撮影できている事が分かります。

また、夜の街並みなども建物までくっきりとシャープに撮影できます。夜も気兼ねなく使えるのは、思い出を残す場面や時間に捉われず撮影できるのでとてもありがたいです。ちょっと撮影散歩も楽しくなりますよね。

美顔効果 2.0モードの追加

引用:DJI公式サイト

映像の中の肌や顔の各パーツを純正アプリを通して調整できるモードです。動画や写真の映りを気にされる方や女性の方に朗報の追加機能となります。

こちらは、AIで画像生成した女性の顔画像を実際にDJI Osmo Pocket3で撮影しながら比較テストしてみた3段階の画像になりますが、調整の幅がある事がわかるかと思います。実際はもっと細かく調整できます。

純正アプリと連動する事で、以下の11項目で映像に映る人物を細かく調整する事ができます。この調整が写真だけでなく動画の映像にも適用されるのが凄いですよね。

各項目にたいして極端に調整値を振った個別テストとなります。実際は、組み合わせで細かく調整する事で自分にあった自然な形にすることができます。

元画像美肌 0〜100 (100の場合)
肌に映る陰影がフラットになってます
美肌以外の他10項目の調整比較テストも確認する (※タップで開閉して下さい)
元画像美白 0〜100 (100の場合)
肌が自然な形で明るくなってます
元画像小顔 0〜100 (100の場合)
頬やあご周り、額などが調整され頭部がすっきり小さくなってます
元画像瞳 0〜100 (100の場合)
目尻にかけて瞳が大きく調整されます
元画像クマ消し 0〜100 (100の場合)
今回のテストでは、あまり変化を感じませんでした
元画像鼻 0〜100 (100の場合)
小鼻が縮んで小さく調整されてます
元画像口 -50〜50 (50の場合)
口元が全体的に調整されてます
元画像歯 0〜100 (100の場合)
歯があまり見えないため、あまり変化を感じませんでした
元画像口紅 0〜100 (100の場合)
自然な形で赤く変化してます
元画像チーク 0〜100 (100の場合)
あまり変化は感じないものの、うっすらチークが入ったように変化してます
元画像眉 0〜100 (100の場合)
かなりハッキリと濃ゆい感じで黒く変化してます

以下の引用動画で、実際の映像上での比較テストをされてる方がいましたので参考にどうぞ。

色彩表現の進化

DJI Osmo Pocket3は、10bit撮影に対応してます。10bitとは、映像に約10億7000万色もの情報の記録が可能となります。DJI Pocket2の時は、8bitでした。その場合、映像に記録できる情報は約1677万色になります。

カラーモードの仕様DJI Osmo Pocket 3DJI Pocket 2
ノーマル10-bit / 8-bit 8-bit
HLG/D-Log M (Pocket3)
D-Cinelike (Pocket2)
10-bit8-bit

色数の情報量が多い事によるメリットは、主に階調豊かに滑らかなグラデーションが再現されるという特徴があるので、同系色トーンや夜景や暗所などの光と影の陰影が滑らかに表現されます。

以下の引用動画を確認すると、同じような色合いの建物が並んでいたり、同じようなトーンの屋内だったりしても、ちょっとした陰影などの繊細な違いを色彩豊かに表現されているのが分かります。

これも10億色という膨大な色を記録できる10bit撮影の素晴らしさだと思います。

フレームレートの進化

フレームレートとは、映像が1秒間に何枚の画像で記録されてるかを示す単位になります。

DJI Pocket2の時は、スローモーション撮影は1080pまでしか対応してませんでしたが、DJI Osmo Pocket3になってなんと4K高画質の映像で120fpsのスローモーション撮影が可能になりました。

DJI Osmo Pocket 3DJI Pocket 2
スローモーション撮影:4K (16:9) 120fps
スローモーション撮影:2.7K 120fps
スローモーション撮影:1080p 120/240fpsスローモーション撮影:1080p 120/240fps
ノーマル撮影:24/25/30/48/50/60fpsノーマル撮影:24/25/30/48/50/60fps

動きのあるスポーツや動物の撮影や、下の引用動画のようなスローモーションによる印象的な映像を撮影する時に活躍できるモードになります。

持ち手ハンドルの進化

DJI Pocket2の時は、持ち手のハンドルがかなり細身なので握り込めて安心だったんですが、DJI Osmo Pocket3になりハンドルも太くなった事で持ちにくくなったかと思いきや、意外と握りやすい太さに収まってます。

また、DJI Osmo Pocket3では下の写真でもわかるように、握った指先に沿って引っ掛かりが生まれるように斜線でストライプが掘り込まれていて、実用性を兼ねたデザインとなってます。この進化したハンドルのおかげで、握りやすさや落としにくさが向上している事を実感できます。

DJI Osmo Pocket 3 (左) と DJI Pocket 2 (右)

以上、8つの進化ポイントをまとめましたが、とにかくDJI Pocket2の時のユーザーの悩みだった液晶モニター、操作性、バッテリーなどの改善点を見事に克服し、その上で映像面でもセンサーサイズの向上や10bit対応など抜かりなく進化を遂げて素晴らしい1台になった事がわかると思います。

DJI Osmo Pocket 3 のデメリット

本体のサイズアップ

DJI Pocketシリーズは、もともとコンパクトですが、Osmo Pocket 3はセンサーサイズや液晶モニターのサイズアップに伴い、本体サイズも大きくなった事でコンパクトさが少し減少したのは少し残念な点になります。

ただ、スティック部分が太くなった事で、以前よりホールド感が増して持ちやすさがアップした面もあります。

とにかく機能よりもコンパクトさを重視する方であれば、DJI Pocket2も十分綺麗な4K映像を撮影できますし、まだまだ現役としてオススメできる1台となります。

小さくて可愛いDJI Pocket2が気になる方は、詳細を記事で紹介してますので、併せてお読みください。我が家でも、ヒナタさんが愛用して現役で活躍してくれてます。

DJI Osmo Pocket 3 (左) と DJI Pocket 2 (右)

特に持ち運ぶ時のサイズ感に影響があったので、今回持ち運びの純正ケースに入れた状態でのサイズ感を計測してみました。


DJI Pocket 2 (左) と DJI Osmo Pocket 3 (右)

DJI Pocket 2 のサイズは、油性マーカーと比較しても分かる通り、かなりコンパクトなので小さいポーチやアウターのポケットにもスッと収まります。

DJI Osmo Pocket 3になって、一回り大きくなり小さいポーチやアウターのポケットに入りはしますが、少し圧迫感を感じるようになりました。

コンパクトには変わりないですが、それでもDJI Pocket 2と比較するとデメリットになるかと思います。

個人的には、多少のコンパクトさが減少したものの、やはりセンサーサイズや液晶モニターのサイズアップや使いやすさの恩恵を天秤にかけた時に、進化部分のメリットの方が大幅に大きいと感じます。

重量の増加

DJI Osmo Pocket 3DJI Pocket 2
179g117g

サイズアップに伴って、やはり重量も増加しています。手に持った限りでは、60g程度の差だとあまり違いを感じません。長時間撮影した際にも同様に重いと感じた事はなく快適に手持ちで撮影ができています。

なので、重量が増えたのは残念な事ですが、グリップ感などでカバーされている事もあり、あまりデメリットとは感じていません。

金額が高い

DJI Osmo Pocket 3DJI Pocket 2
本体のみ74800円49500円
クリエイターコンボ96800円64900円

最新の高画質まで求めてない方や、より手軽に使いたい方、気軽に始めたい方は、DJI Pocket2の本体のみを購入する事をオススメします。

家族や友人との思い出を残すのに使用する分には、十分なスペックだと思います。現に我が家でも、ヒナタさんが愛用していて十分に活躍してくれてるからです。

特に女性や手の小さい方は、スティックの太さや重量的にもトータルで、少しでも手軽に持ち出せるPocket2の方が使いやすかもしれません

ぜひぜひ、最新機種にこだわらない方はDJI Pocket2も併せて記事をチェックしてみてください。

防水ではない

僕がDJI Pocket2を愛用してた時に、個人的に後継機に一番期待していたのがこちらの防水でした

DJI Pocket2の時は、純正のウォータープルーフケースを使用してシュノーケリングやダイビングで撮影をしていたんですが、下の引用動画を見てもらっても分かるように海中でも物凄く綺麗に撮れるんです。

海中で使えないのは非常に勿体無いんですよね・・。

ココロー

そういえばノタリさん、海で一度Pocketくん故障させましたよね・・・

ノタリ

うん・・・あれは、かなりショックだった・・。純正とはいえ、やっぱりリスクある防水ケースより本体側へ安全な防水機能をつけて欲しいなー。

水面近くでケースに出し入れしている時に僕の不注意で本体に海水がかかってしまって故障してしまった事があり・・旅行中に使えなくなってしまい、本当にショックでした。ジンバル機構もあるので、防水機能は難しいだろうなぁと思いつつも少し期待してたんですが、やはり難しかったようです。今回も純正の防水ケース発売を待とうと思います。

やはり、Pocketシリーズはアクティブ用のカメラではなく、あくまで街撮り用のコンセプトなので仕方がないですが、街撮りでも雨や雪の時は使用をなるべく控えなければいけないのは残念な点です。

タフな環境や水中での撮影を求める方は、やはりGoProシリーズをオススメします。我が家でも、Pocket2が故障した際にGoProをレンタルして、その後の海中撮影を楽しみました。

バッテリー交換式ではない

防水以外に、もうひとつ個人的に後継機に期待していたのがバッテリーの交換式への変更でした。この点も、かなり小型のボディなのでバッテリーの取り外しは難しいんだろうなぁと予想はしてたんですが、ガッツリ撮影したい時は、合間にモバイルバッテリーや車内で充電しながらの撮影が地味に手間なので、複数バッテリー購入しておけば交換ですぐに対応できると嬉しいなと思っていました。

GoProシリーズではバッテリー交換式が実現できてるので、いつかPocketシリーズでも搭載していただきたいですね。

メモリーカードスロットにカバーがない

メモリーカードのスロットにカバーがない分、抜き差しは素早く行えて便利ですが、小雨など急に降ってきた時に濡れて故障しないか不安だったりします。基本的にメモリーカードはそんなに抜き差しが多くないので、カバーが付いていると、より安心して使えそうです。

DJI Osmo Pocket3では、メモリーカードは最大512GBのmicroSDカードに対応しています。

我が家では、SanDisk Extreme Pro の256GB をDJI Pocket2からずっと使ってますが、全く問題なく使えています。1日撮影するのに充分問題ない容量ですが、数日連続して撮影したい方にはSanDisk Extreme Pro の512GBを購入をお勧めします。

現在はカラーが1色

DJI Pocket2は、ブラックの他に女性でも持ち歩きやすいサンセットホワイトが追加で発売され2色展開されてます。対して、DJI Osmo Pocket3は現状の選択肢がブラックのみとなります。

引用:DJI公式サイト

DJI Pocket2の時は、本製品発売から約8ヶ月後に新色発表されたので、DJI Osmo Pocket3ももしかしたら2024年の7月頃に新色追加になると良いですね。

DJI Osmo Pocket 3DJI Pocket 2
本製品(ブラック)の発売日2023年10月25日
ブラック
2020年10月31
ブラック
新色の発売2024年7月頃??
???
2021年7月8日
サンセットホワイト

Pocketシリーズのメリット

ここからは、進化した点ではなく元々Pocketシリーズに備わっている強みをご紹介します。

とにかくスリムでコンパクト

Pocketシリーズの大きな強みといえば、やはりスリムでコンパクトなボディーとなります。その上、持ち手となるハンドルが一体となったデザインなので、GoProなどの他の製品のようにハンドルを別途オプションで接続しなくても手持ちしやすく簡単に撮影できます。ボディが小さい事によるメリットは他にもあるのでご紹介します。

自然な姿が撮れる

スリムなボディーで、レンズ部分も指先ほどの大きさなので撮影される被写体が、撮られているという圧迫感を感じず自然な姿を撮影する事ができます。

使い続けられる

とにかく気軽に使い続けられます。これ、意外と何より重要な事だと僕は思ってます。

昔、デジタル一眼なども使っていましたが、凄く綺麗に撮影できる利点はありますが、大きく重いレンズやボディを持ち歩くのが億劫になり、次第に使わなくなってしまいました。どれだけ性能や機能が優れていても、使う気がしなくなっては、その人にとってゼロと変わりないんだと感じるようになりました・・。

その点、Pocketシリーズは小さく軽いので、とにかく気軽に持ち出せます。ちょっとした家族でのイベントや友人との時間も、いつどこで撮影したいシーンに巡り合うか分からないので、常に持ち歩くようになりました。すでに愛用して3年になりますが、使用頻度が全く落ちないほど愛用してます。気軽/手軽は、何にも勝る機能だと断言します。

強力なジンバルで映像がブレない

Pocketシリーズ独自の最大の強みとなるのは、やはりこの強力なジンバルになります。

DJI社は、ドローン開発で世界的なマーケットシェアを誇る会社でもあります。ドローン開発は、上空での突風などにも動じない動体制御と映像のブレを完全に抑え込む強力なジンバルが必要になります。Pocketシリーズは、このドローンの強力なジンバルを手持ちカメラに転用した製品となるので、他の製品の追随を許さないほど滑らかで手ブレしない映像を撮影する事ができます。

スティック状なので手持ち撮影がしやすい

高性能な小型カメラは市場に数多くありますが、スティック型の形状のものは意外と限られます。

Pocketシリーズとよく比較対象になるGoProシリーズは性能も優秀な小型アクションカメラになりますが、形がキューブ型なのでそのままでは持ちにくく別途ハンドルを取り付けないと手持ち撮影が困難です。

その点、Pocketシリーズは握りやすいハンドルが取り付け不要の一体型となっていて、とにかく気軽に使う事ができます。

デザインが良い

タフさが売りのメンズライクなガジェットが多い中、Pocketシリーズは洗礼されたスリムでコンパクトなデザインなので、女子会やご家族でのお出かけなど、どんなシーンでも馴染む事ができるプロダクトデザインだと思います。

カメラレンズの動きがスマート

Pocketシリーズは、頭部にカメラレンズが付いているので人の頭部を思わせて愛着が湧くデザインになっています。このカメラレンズの収納時の動きが縦軸と横軸を活かしたスマートな動きなので、友人に見せると「動きが未来ぽい」と驚かれます。

Pocket2では、起動時にカメラレンズがこちらを向いて挨拶してくれる可愛い動きがついてましたが、Pocket3では起動速度優先でこの動きは無くなってしまいました。起動が早いのはとても嬉しいですが、Pocket2からのユーザーは挨拶してくれなくなった分、寂しい気持ちにもなりますね。

DJI Osmo Pocket 3 の液晶モニター回転による電源ON/OFF
(※スマホカメラで撮影しているため液晶画面が青いですが、実際は自然な色調になります)

追従性能がすごい

Pocketシリーズのアクティブ(フェイス)トラッキング機能は、とても優秀です。一度顔など認識させると、正確に動きを追ってきてくれます。人物が横を向いたり後ろ向きだったり、割と遠くへ離れてしまったり、顔が見えない状況でも、常に同じ動体と認識して追ってきてくれます。

人物以外にも動物や物も対象として有効なので、ペットの撮影や物撮りの360°撮影など様々な使い方ができます。

もちろん、自撮りモードでも追従可能なのでYoutubeで使用するような歩きながらのVlog撮影をした際にも、常に顔が中央に配置されるような映像を撮ることができます。

使い方も簡単で、液晶モニター上で、追従したい写っている対象をダブルタップするだけで、追従対象と認識されるので、とても気軽に楽しむ事ができます。

以下の引用動画のように、撮影してくれる人がその場にいなくても、自分だけで完結して追従撮影できる所も便利ですよね。

撮影の幅が広がるモード搭載

スローモーション

ペットやお子さんの撮影、水の動きの撮影など動きのあるものを滑らかにスローモーションに撮影したい時などに使えます。

タイムプラス

タイムラプスとは、動画を構成する1枚1枚の画像の間を間引いて早送りのような滑らかな映像を撮るモードになります。例えば雲など、ゆっくり動いていて普段気がつかないですが実は変則的で面白い動きをしているようなものを撮影するのに向いてます。

ゆっくりした動きのものを早めて撮影できるので、早い動きのものをゆっくり撮影するスローモーションの対極の位置にある機能といえます。

モーションラプス

定点でカメラを回転させながら撮影するタイムラプス撮影の1種になります。タイムラプスに加え、ワイドで雄大な景色も含めて映像に収めたい場合の使用に向いてます。

ハイパーラプス

移動しながら撮影するタイムラプス撮影の1種になります。旅系の映像などでよく見かけますが、目的地へ向かう長い行程を全て見せたいけど長い時間はかけたくない時に時間を縮めて見せていますよね。

自撮りが便利

自撮りでも、追従のトラッキング機能は使えるので自撮りしながら歩く際にも、細かく液晶モニターで映りを気にしなくてもしっかり顔を収めてくれるので気軽に撮影する事ができます。

動画を撮りながら、自撮りから前方の撮影への切り替えがとてもスムーズなのも、Pocketシリーズのメリットだと思います。

コンボのセット内容が充実

Pocketシリーズの販売には、通常のスタンダードコンボと、高性能マイクや取り付け用の広角レンズなどの豪華なセットが付くクリエイターコンボの2種類が用意されてます。スタンダードコンボでも、安全に収納できるケースや三脚を取り付ける用のハンドルが付いてくるのでセット内容として充実してます。

DJI Pocket2の時に、クリエイターコンボを購入したんですが、あまりボイスを重視した撮り方をしてないため、ほとんど活かせずセット内容を使わなかったので、普通に動画撮影を楽しみたいだけの方は、スタンダードコンボで十分楽しめると思います。

映像にボイスを綺麗に乗せたい場合や、さらにバッテリーを長持ちさせたい場合には、高性能マイクやバッテリーハンドルが付いてくるクリエイターコンボがオススメです。

コンボのセット内容については、また後日に別記事で詳しくご紹介します。

スタンダードコンボのセット内容
Amazon公式
クリエイターコンボのセット内容
Amazon公式

スマートフォンのバッテリーやストレージを温存できる

Pocketシリーズに限らず、カメラをスマホを別で持つことのメリットにもなりますが、出かけ先や旅先でスマホをカメラとして使用していると、いざ地図を見たりネットで調べ物をする際にバッテリー切れなんて事よくありますよね。または、写真や動画がスマホのストレージを圧迫して困るなんて事もよくありますよね。

僕は、Pocketシリーズを愛用し始めてからスマホをほとんどカメラとして使用しないため、出かけ先でバッテリーも長持ちするようになりましたし、ストレージにも余裕を持てるようになりました。

スティック状で自立する

スリムなスティック状の本体で頭部にカメラが付いているため立たせるには不安定かと思いきや、しっかり自立してくれるのが意外と大きなメリットになります。

余計な荷物になる三脚を別に持ち歩かなくても自立できますし、ハンドル部分に高さがあるため机や台の上に置くとそれなりの位置にカメラのレンズが来るため、そのまま置いて撮るだけで良い感じの映像が撮影できます。

ただし、三脚で安定させてるわけではないので風が強い環境では気をつけてください。(僕は一度、風で倒しました…)

風の強い所で使う場合など、もっと安定させたい場合は、こちらの純正の1/4インチ ネジ穴付きハンドルを使用すれば、お手持ちの三脚で安定して立てる事ができます。
こちらのハンドルは、クリエイターコンボでもスタンダードコンボでも、どちらを購入しても付いてきます。

サポートが手厚い

Pocketシリーズに限らずですが、DJI社はとてもサポートが手厚い事で有名です。

先日、DJI Pocket2を旅行に持って行った際に、純正の防水ケースに出し入れしている時に水没に近い形で水がかかってしまい電源がつかなくなってしまいました。購入当時はDJI CARE REFRESHに入っていたものの、故障タイミングでは期限が切れていたため、水没の上、補償もないので買い直しを覚悟しました。

試しに、DJI社に修理を依頼。WEBから簡単に依頼できて故障した製品の発送も業者が受け取りに来てくれるので、凄く簡単でした。その後、送付した7日後に受け取りのお知らせと検査結果が同時にきて、しっかり随時共有してくれる対応に安心しました。

結果の内容は、こんな感じで来ました。クリエイターズコンボで購入していたので購入価格64900円での買い直しを覚悟していたものの、しっかり検査を行なっていただけて、安くはないですが水没ではなく水垢による故障という事で14625円で無事に対応していただけました。

しかも、こちらから送付したのは故障した本体のみをお送りしたんですが、2日後に届いたのはなんと新品のクリエイターコンボ一式という太っ腹の対応でした・・。修理依頼を出してから、全部で10日ぐらいで新品が手元に届くという対応の速さと素晴らしさに感動しました。

別で購入したDJI社のドローンに関しても、同じように素晴らしい対応をしてもらった経験があり、とても安心できるサポート体制となってます。

慣れない使い始めは、DJI CARE REFRESHも併せて購入がオススメです。
Amazon公式

DJI Pocket2の時に、安い買い物ではないので、慣れない使い始めはこちらのDJI CARE REFRESHも併せて購入していました。今回のDJI Pocket3に関しても、安心して使いたいため併せて購入しました。高い買い物なので、気軽に使う上で安心して使いたい場合は、こちらを併せて購入していただく事をオススメします。

引用:DJI公式サイト

口コミ

まとめ

これから購入を検討されている方で、DJI Osmo Pocket3をオススメする方はこちら

  • より高画質な映像を撮影したい方
  • 夜景の撮影も含めてどんどん使いたい方
  • 映像の編集に挑戦してみたい方
  • 手や指が大きい方や、簡単なタッチ操作を求める方

これから購入を検討されている方で、DJI Pocket2をオススメする方はこちら

  • 映像はある程度、高画質であれば充分な方
  • よりコンパクトで軽い方が良い方
  • 気軽さを重視したい方
  • お金を節約して、DJI Pocket4に備えたい方

DJI Pocket2に興味がある方は、「【思い出を動画に】DJI Pocket 2 (ポケット2)の使い心地は?デメリットは?3年間長期使用レビュー 【コンパクトで高画質】」の記事をお読みいただければと思います。

凄く長い記事になってしまいましたが、それだけ我が家でも重宝している大好きな1台だというのが伝わったら嬉しいです。本当によく考えられてた機能や性能が詰まった魅力ある製品なので、ご検討されてる方には自信を持ってオススメします。

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