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電気圧力鍋リデポットRe•De Potの低温調理レビュー【ヨーグルト/甘酒/味噌/鶏ハム】

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ヨーグルト、甘酒、味噌、塩麹などの発酵食品、毎日食べていると結構コストがかかりますよね。
自宅で安く美味しくたくさん作れたら…。
電気圧力鍋「Re・De Pot(リデポット)」を使えばそんな希望が叶います。

先日、リデポットの機能の一つ、スロー調理機能を使って発酵食品と鶏ハムを作りましたので、今回はその手順と感想をご紹介したいと思います。

リデポットの基本情報やメリット、圧力調理などについては別記事で紹介していますので、興味がある方はぜひこちらもご覧ください。

ノタリ

低温調理??電気圧力鍋って圧力調理だけじゃないの?

ヒナタ

リデポットにはスロー調理機能という低温調理ができる機能があるの。
40~100℃の間で一定の低温に保って、食材の水分を逃さずにゆっくり旨味を引き出すんだよ。

目次

低温調理ができるリデポットのスロー調理機能

低温調理とは

低温調理は、煮たり焼いたりするより低温の40〜100℃の間で温度を設定し、時間をかけてゆっくり食材に熱を入れる調理法です。
加熱しすぎて水分が流れ出てしまうことがないので、柔らかく美味しい仕上がりになるというメリットがあります。
また、食材を入れて時間と温度を設定すれば、あとは出来上がりまで放っておけるので、忙しい方にこそおすすめの調理方法です。

ヒナタ

今回試した発酵食品のレシピはヨーグルトと味噌が40℃、甘酒が60℃の温度設定でした。食材やレシピによって温度と時間が変わります。

スロー調理の基本的な手順

スロー調理の手順はこちらになります。
加圧調理と異なり、調理終了後の保温はありません。

リデポットのスロー調理の手順

  1. 内釜に材料を入れて蓋を閉める
  2. 圧力表示ピンが下がり、圧力切替弁が「排気」に合っていることを確認
  3. 切替ボタンを2回押して「スロー」を選択
  4. またはを押して時間を設定しスタートボタンを押す
  5. またはを押して温度を設定しスタートボタンを押して調理開始
  6. 設定時間が経過してピーピーピーと鳴ったら調理終了
ヒナタ

それでは、実際に調理していきましょう♪

ノタリ

やったー!ワクワクするなぁ

ヨーグルト

手作りヨーグルトとフルーツとリデポット

健康のために毎日食べたいヨーグルト。
市販のものを買ってもいいのですが、手作りできれば安全だし低価格ですよね。
今回は1リットルの牛乳を使ってたっぷり作りました。

ヨーグルトの作り方

所要時間
約8時間15分 + 冷蔵庫で冷やす時間 (半日ほど)
※うち8時間程はほったらかし調理

参考にしたレシピ
43℃ 腸内環境を整える◎簡単 自家製ヨーグルト

使った材料

  • 牛乳              1リットル
  • R-1ヨーグルト(ドリンクタイプ) 55ml
  • オリゴ糖            30g
STEP
オリゴ糖とR-1を混ぜる

30g計ったオリゴ糖にR-1を55ml入れ、ホイッパーで混ぜます

オリゴ糖30gをデジタルスケールで計っているところ
オリゴ糖とR-1を混ぜているところ
STEP
牛乳を加えて混ぜ、リデポットの内釜に入れる
オリゴ糖とR-1に牛乳を混ぜているところ
混ぜた材料をリデポットの内釜に入れたところ
STEP
スロー調理で40℃で8時間加熱する

スタートボタンを押す前に、圧力表示ピンが下がっており、圧力切替弁が「排気」に合っているのを確認します。
レシピは43℃ですが、リデポットの温度設定は10℃単位なので、40℃で調理しています。

圧力表示ピンは下がっており、圧力切替弁は「排気」にあわせていることを確認しているところ
STEP
ピーピーピーと鳴ったら調理終了殺菌した保存容器に移して、冷蔵庫で半日冷やしたら完成
低温調理が終わったリデポット
電気圧力鍋で作ったヨーグルト

ヨーグルトを作った感想

冷やし終わってみると、完全にヨーグルトの匂いと質感でした。
硬めのしっかりしたヨーグルトで、酸味もあり、乳酸菌が働いている感じがします。
今回は砂糖の代わりにオリゴ糖を使ったので、甘さはかなり控えめでした。
市販の無糖ヨーグルトより少しだけまろやか、という程度でそこまで甘味は感じませんでした。
使う砂糖や牛乳によって味が変わりそうな気がしました。

シリアルやフルーツをかけたり、甘酒を混ぜたりして楽しみました。

ヨーグルトにシリアルとフルーツをかけたもの
ノタリ

市販のプレーンヨーグルトと同じものが自宅でできるなんてすごいね。酸味もまろやかさも、買ってきたヨーグルトと同じような感じ。一回でたくさん作れるからコスパもいいね。

ヒナタ

ヨーグルト1パック400gで260円ぐらいだけど、牛乳は1リットル(約1kg)で140円ほどで買えるから、市販のヨーグルトの4分の1ほどの値段で作れるよ。

米麹で作る甘酒

手作り甘酒とリデポット

甘酒には米麹から作る麹甘酒と酒粕で作る酒粕甘酒がありますが、今回作ったのは米麹とご飯から作る麹甘酒です。
ノンアルコールなので、お子様にも安心して飲んでいただけます。
飲む点滴と言われるほど栄養価の高い甘酒ですが、お砂糖がわりに料理やお菓子に使うこともできます。
そのままでも、ヨーグルトに混ぜても、きなこをかけても美味しくいただけます。

今回はマルコメの手作り甘酒用米こうじを使い、パッケージの裏に記載のレシピを参考に作りました。

麹甘酒の作り方

所要時間
約8時間15分

参考にしたレシピ
マルコメ公式サイトより
糀甘酒の作り方(炊いたごはんからの作り方)

使った材料

  • マルコメ 手作り甘酒用米こうじ 100g
  • ご飯 200g
  • 水  300ml
STEP
内釜に材料を全て入れて混ぜる
リデポットの内釜に入れた米麹とご飯と水
STEP
スロー調理で60℃で8時間加熱する

スタートボタンを押す前に、圧力表示ピンが下がっており、圧力切替弁が「排気」に合っているのを確認します。
切替ボタンを押して「スロー」を選択し、時間を「08:00」に合わせてスタートボタン、温度を「60℃」に合わせてスタートボタンを押すと加熱開始します。

圧力切替弁が排気に合っていて圧力表示ピンが下がっているところ
スロー、8時間、60℃と表示されたリデポット
STEP
加熱が終わったら味を見て甘味が出ていたら完成

もっと甘くしたい場合は追加で加熱します。
今回、粒が結構残って甘さも控えめだったので3時間追加でスロー調理しました。

リデポットで作った甘酒
8時間加熱後の状態
リデポットの内釜に入った完成した甘酒
11時間加熱後の状態

保存容器に入れて冷蔵庫で保管します。
追加加熱した後は、トロトロで甘くて美味しい甘酒になりました。

甘酒の入ったガラスのボトル

麹甘酒を作った感想

以前に炊飯器で作った時には、炊飯器を開けっ放しで濡れた布巾をかけて保温するやり方だったので、温度をこまめにチェックしたり、布巾が乾いたら濡らしたりの作業が必要でしたが、今回は8時間ほったらかしでOKなので、夜に仕掛けてしまえば朝にはもうできている手軽さが病みつきになりそうです。
味も炊飯器で作った時と同じようにできました。
砂糖が入っているんじゃないかと思うくらいに甘くて美味しくて、やっぱり手作りの甘酒はいいなと思いました。

注意点として、甘酒は栄養豊富で、飲みすぎると糖質を取りすぎてしまうそうです。

栄養価も高いがエネルギーも高いため飲み過ぎに注意
甘くて美味しいため、つい飲みすぎてしまいがち。栄養素の吸収のスピードが速いため、血糖値が急激に上昇し、取りすぎてしまうと肥満の原因になります。濃度にもよりますが、市販のストレートタイプのもので100g当たりご飯茶碗半膳分のカロリーがあり、毎日飲むと効果的ですが飲む量に気をつけましょう。

引用元:クラシエの漢方

我が家では1日におちょこ1杯~小さめの湯呑1杯ぐらいの量を飲んでいます。

そのまま飲んだり、牛乳やヨーグルトと混ぜたり、きな粉をかけたり、砂糖代わりに卵焼きに入れたりしています。

リデポットで作った甘酒
ノタリ

砂糖が入ってるんじゃないかと思うぐらい甘くてびっくり!甘いもの好きの僕も納得の味だったよ。夕飯後の楽しみができたなぁ。

ヒナタ

本当にびっくりするぐらい甘いよね。甘ったるいって感じではなくて自然な甘さで、これなら毎日続けられそう。
きな粉をかけると、きな粉餅みたいな味になって美味しかったね。

甘酒から作る塩麹

塩麴のレシピは色々ありますが、今回は作成済の麹甘酒があるので、甘酒から作る塩麴を作ってみました。

作った麹甘酒の量の1/10の塩を混ぜて冷蔵庫で一晩置いて完成。
今回は100gの甘酒に10gの塩を混ぜて作りました。

甘酒に塩を混ぜて作った塩麹

この塩麹を使って、クックパッドのこちらのレシピを作りました。
超簡単!柔らか鶏むね肉と大葉の塩麹焼き

鶏むね肉を削ぎ切りにして、塩麴を揉みこんで1時間ほど置きます。

塩麹を揉み込んだ鶏肉

片栗粉を混ぜてフライパンで蓋をしながら火を通します。
最後に刻んだ大葉を加えて全体を混ぜたら火を止めて完成。

ノタリ

塩麴に漬けたおかげで、むね肉がジューシーですごく柔らかい。味も塩加減がちょうど良くて美味しかったよ。

ヒナタ

ジューシーだけどさっぱり美味しくてヘルシーだね。市販のものを買うより安価で安全で、いろんな料理に使えそう。

昔、塩麴を作ったことがありますが、常温で10日ほど発酵させた記憶があります。
そんな時間のかかる塩麴も、リデポットのスロー調理機能で放っておくだけでできるのがいいですね。
自分で作れるというのが嬉しいし、健康的だし、毎日のメニューを考えるのも楽しくなります。

今回は甘酒から作りましたが、米麹と塩と水でリデポットで最初から作ることもできますので、次回はそちらも挑戦しようと思います。

味噌

手作り味噌とスティック野菜

1日一杯のお味噌汁は体にいいと聞き、我が家では1日のどこかではお味噌汁を作るように心がけています。
味噌汁以外にも味噌には、魚や肉を味噌漬けにしたり、炒め物の味付けに使ったり、マヨネーズと混ぜてディップにしたり、使い道が色々ありますよね。
通常は作るには何ヶ月も熟成させる必要のある味噌を1日で作れるとのことで、今回はRe・De Pot公式サイトのレシピを参考に初の味噌作りに挑戦しました。

味噌の作り方

所要時間
約9時間30分 + 大豆の浸水時間 (作る前日の夜〜朝)
※うち9時間程はほったらかし調理

参考にしたレシピ
Re・De Pot公式
あっという間の発酵味噌

使った材料

  • 大豆 150g
  • 米麴 300g ※乾燥タイプなら240g+水60g
  • 塩  30g
  • 水  60ml
STEP
500mlの水(分量外)に大豆をつけて一晩おく
水を切って新たに500mlの水(分量外)と一緒に内釜に入れる
大豆を水に浸けているところ
一晩でだいぶ浸水した大豆
水と大豆を入れたリデポット
STEP
圧力調理で45分加圧する

スタートボタンを押す前に、蓋をロックし、圧力切替弁を「密封」に合わせます。
切替ボタンを押してマニュアモードにし、時間を「00:45」に合わせてスタートボタンを押すと加熱が開始します。

圧力切替弁が密封に合い、圧力表示ピンが下がっているところ
圧力、45分と表示されたリデポット

しばらくすると、圧力表示ピンが上がって圧力調理が開始します。
加圧時間の45分が経過するとピーピーピーと終了音が鳴ります。

圧力切替弁が密封に合っており、圧力表示ピンが上がっているところ
STEP
ピンが下がったら水を切り、熱いうちに大豆を潰す

圧力調理が終了したらピンが下がるのを待ち、圧力切替弁を「排気」に合わせてから蓋を開けます。

圧力表示ピンが下がり、圧力切替弁が排気に合っているところ

蓋を開けたら、大豆をザルなどに移して水気を切ります。
水を切ったら大豆を内窯に戻し、木べらなどを使ってペースト状になるまで潰します。

大豆の加圧が終わったところ
大豆を潰して8割ぐらいペースト状になってきたところ
STEP
粗熱が取れたら、米麹と塩と水を加えてよく混ぜる

結構力が要ります。

大豆と米麹を混ぜているところ
STEP
スロー調理で60℃で8時間加熱する

スタートボタンを押す前に、圧力表示ピンが下がっており、圧力切替弁が「排気」に合っているのを確認します。
切替ボタンを押して「スロー」を選択し、時間を「08:00」に合わせてスタートボタン、温度を「60℃」に合わせてスタートボタンを押すと加熱開始します。

圧力切替弁が排気に合っていて圧力表示ピンが下がっているところ
スロー、8時間、60℃と表示されたリデポット
STEP
加熱が終わったらよく混ぜて完成
リデポットで作った味噌を混ぜたところ

完成です。
よくみるとちょっと粒が残っていますが、見た目は完全に味噌です。
まさか1日で手作りできるとは思いませんでした。

リデポットの低温調理で作った味噌

味噌を作った感想

豆と麹の甘味を感じます。
時々潰し損ねた豆のかたまりが混ざっているのが手作り感あります。
市販の味噌よりはさっぱりしていて控えめな味ですが、まぎれもなく味噌です。
塩分控えめなので体に優しく、毎日食べられます。
まさか自宅で作れるなんて…感動!
味噌汁、味噌マヨにして生野菜や蒸し野菜に、肉や魚を味噌漬けにして焼く、など色々楽しめました。

個人的には味噌マヨが一番気に入りました。
味噌の優しい甘味と塩味のおかげで、味噌マヨにしてもそれほど尖った味がせずにちょうどよかったです。

また、鮭を味噌漬けにしてみました。
味噌、みりん、酒を大さじ3ずつ、砂糖を大さじ1.5くらいを混ぜ合わせ、ジップロックで一晩置いて翌日いただきました。
辛くなりすぎず程よい味で美味しかったです。

ジップロックに入った味噌漬けの鮭
味噌漬けの鮭を焼いて野菜とともにお皿に盛ったところ

味噌汁は粕汁のような甘味ととろみがあって優しい味でした。
ノタリ君は特に味噌汁を気に入ったようです。

リデポットで作った味噌を使った味噌汁
ノタリ

味噌汁は粕汁のような甘味とトロミがあって優しい味。麹の甘味を感じてほっこり美味しかったよ。

ヒナタ

和食好きな私たちにはすごく良かったね。ただ、塩分が控えめだから、濃いめの味がお好きな方にはちょっと物足りなく感じるかも。

鶏ハム (チキンハム)

ネギやパクチーのソースをかけた鶏ハム

最後は発酵食品ではなく、鶏の胸肉で作った鶏ハム(チキンハム)をご紹介します。
低温でじっくり火を通すことで、パサつきがちな胸肉もしっとりジューシーに仕上がります。

鶏ハムの作り方

所要時間
約2時間30分
※うち2時間程はほったらかし調理

参考にしたレシピ
Re・De Pot公式
しっとりチキンハム

使った材料

  • 鶏むね肉 250g
  • 塩麹   大さじ3位
STEP
皮とすじを取り除いてジップロックに鶏むね肉と塩麹を入れて揉み込む
塩麹をもみこんでジップロックに入れた鶏むね肉
STEP
空気を抜いて蓋を閉じ、60℃のお湯と一緒に内釜に入れる

熱湯を内釜の白米1のラインまで注ぎ、常温の水を白米2のラインまで注ぐと約60℃になります。
肉が浮かんできてしまう場合は耐熱の小皿などを肉に乗せてから蓋を閉めます。

味付けしてジップロックに入れた鶏むね肉をリデポットの内釜にいれたところ
STEP
スロー調理で60℃で2時間加熱する

スタートボタンを押す前に、圧力表示ピンが下がっており、圧力切替弁が「排気」に合っているのを確認します。
切替ボタンを押して「スロー」を選択し、時間を「02:00」に合わせてスタートボタン、温度を「60℃」に合わせてスタートボタンを押すと加熱開始します。

STEP
取り出して10分休ませ、好きな厚さに切る
低温調理した鶏胸肉を切ってお皿に並べたところ
ネギやパクチーのソースをかけた鶏ハム
ノタリ

胸肉がジューシーで全然ぱさついてなくて感動。
綺麗な薄ピンク色で、しっかり火も通っているけど柔らかいね。

ヒナタ

今回は自作の塩麹で作ったけど、塩4gでも作れるよ。
柔らかく美味しい鶏ハムができて大満足。

電気圧力鍋リデポットで低温調理、おすすめです

リデポットのスロー調理機能を使った低温調理、いかがでしたでしょうか。

今回は発酵食品をご紹介しましたが、他にもリデポットのスロー調理機能では色々なメニューが作れます。
例えばこんなメニューもリデポットで簡単に作れます。

  • ローストビーフ
  • ロールキャベツ
  • 温泉卵

色々な料理が気軽に楽しめるリデポット、ご家族で一緒に楽しむ時間が増えるかもしれません。
リデポットのメイン機能や圧力調理については別記事でご紹介していますので、リデポットにご興味をお持ちいただけましたら合わせてご覧いただけますと幸いです。

ヒナタ

付属のレシピが充実しているし、操作も簡単なので、今では加圧調理で週に3-4回は使ってるよ。無水カレーもシチューも簡単で便利だよね。

ノタリ

休日は普段作らない料理を一緒に作ったりして、夫婦一緒に過ごす時間が増えた気がするね。美味しく楽しくヘルシー。リデポット万歳♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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